長文が書きたくて

140字には纏まらない想いや考えを少し長文で書き留める予定。演劇だったり音楽だったりそれ以外だったり。

戸次重幸はみんなを受け入れてくれる

今から書くことは、私の独断と偏見による考察であり、一部間違った情報が含まれている可能性があります。また、一切登場人物に対して悪意は持っておりません。自分の考えを纏めるために書いてます。ご理解の上で読んでいただくと幸いです。また、今年のCUE DREAM JAM-BOREEのネタバレ(曲など)含みます。




2年に1度北の大地で行われるイベント、CUE DREAM JAM-BOREE。
今年は音尾さんがプロデュースして、大いに盛り上がった。
私もなんやかんやで全公演参加し、はしゃぎ、笑い、感動し、はしゃいで、笑って、感動した。

このイベントの目玉のひとつに2年に1度しか活動しないアイドルTEAM☆NACSのライブというものがある。
この時ばかりは自分の推しに気づいてもらおうとファンの皆さんはうちわを振り、歓声をあげ、盛り上がる。
私もばっちりうちわを作ってきて、振って、歓声を上げていたが、少し醒めた感情があることにも気づいた。


私の推しは戸次重幸。


みんなからシゲ、シゲちゃん、シゲさんなどと呼ばれる彼はあまりファンサをしない。

いや、しなくはない。むしろめっちゃする。しかしする相手がほかのメンバーとは違うのだ(と思う)。


ほかのメンバー、特に通称ファンサの神・音尾琢真は凄い。たくちゃんの趣味は自分のうちわを見つけて指さすことらしい。(自分で言ってた)
うちの推しは絶対そんなことしない。

私は決してこれを悲観してるわけではない。
確かに羨ましいことがないかと言われたら嘘になる。
でも、そういうことをしないということも含めて戸次重幸が好きなのだ。

NACS(OFFICE CUE)には独自のファンの呼び名がある。
最初大泉洋さんが自分のファンを「子猫」と呼び始め、現会長であるミスター鈴井貴之さんが「じゃあ、俺のファンは子虎だ!」と言い始めた頃からファンのことを「子○○」と呼ぶ。
リーダーは顔が大きいから「子顔」、音尾くんは目が離れてて魚顔だから「子魚」、安田さんは最初よく脱ぐことから「子裸」などと呼ばれてたが本人が「安田国の国民」と言い始めたことから特別に「国民」と呼ばれている。(わからない人はよくわからないと思うので、ドラバラの「vs企画」を見てもらえれば背景は少しわかるはず…)

そのうえでシゲさんのファンは本人が遅刻・忘れ物など残念な行動が多いことから「子残念」と呼ばれるのだが、これを本人の口から発せられたことが(多分)ないのだ。

洋さん、リーダーはよく言ってるし、けんさんは自分から言い出してるし、音尾くんはファンの名前は言わないけれどファンサはすごいする。

戸次さんが冷たいかと言われたら全くそんなことはない。むしろ暑苦しいくらい優しく接してくれる。

私は参加してないので聞いた話によると、OFFICE CUEのファンクラブで小橋亜樹さんと北川久仁子さんのバスツアーというものが行われた時にゲストでシゲさんが参加して、バスツアーの参加者の宴会テーブルを回る際、だいたい乾杯だけでさっと回るはずがお客さんと話しすぎて軽くスタッフの人に怒られたらしい笑
そう、めっちゃファンに対して優しい。ファンサが凄い。

ただ、そのファンサの向かう先が「自分」のファンではなくて、「みんな」に向かうのがシゲさんのファンサなのである。

こないだのジャンボリーで印象的なシーンがあった。
最後のCUEソングメドレーで「勇気の翼」という曲でトロッコに乗りながら自分のサインを書いたボールを観客に投げるというシーンがあるのだが、その際戸次さんが少年に対してボールを投げようとしたら、失敗して近くの男性にいってしまったらしい。そこで戸次さん最後の挨拶で「もし、よろしければボールを少年に渡してあげてください。」と言っていた。

いやいや、その人が戸次さんのファンならどうすんのよ。

戸次さんにそんなこと言われたらあげざるを得なくないですか。でもその人だって欲しいわけですよ。私だったら欲しいですよ。めちゃくちゃ欲しいです。ほかのメンバーのでも欲しいわ。
でも戸次さんにそんなこと言われたら、その人の方が大人だし、周りの目もあるし、あげるという選択肢しかうまれないよ。

戸次さんってそういう人なんです。少しその方が可哀想だなと思いながら、まあそれが戸次さんだよなって思った。

戸次さんは自分のファンにファンサするのではなくて、みんなにファンサする。
少し寂しい思いもあり、みんなに優しいところを誇りにも思い。
そんなことを真っ直ぐに言えるのが私の推しなんだよな。
そんなとこを含めて好きなんだけどね。